『こつなぎ 山を巡る百年物語』の東京上映会

YIDFF2009にて特別招待作品として上映され、2009年キネ旬文化映画でも2位になった、『こつなぎ 山を巡る百年物語』の東京上映会が3月13日(土)にお茶の水の全電通ホールで開かれるそうです。

大正6年、集落を襲った火事をきっかけに山の入会権〈いりあいけん〉を求め集落農民が訴訟を起こしました。訴訟は第1次から第3次まで争われ、昭和41年最高裁で訴えは却下されました。
昭和35年、同地に事件の取材に訪れた3人のジャーナリスト、ドキュメンタリーカメラマン菊地周、写真家川島浩、ドキュメンタリー作家篠崎五六。彼らが残した貴重な記録資料を7年の歳月をかけて編集。

豊かさを享受してきた私達にとって、地域の自然と共に暮らす人々を記録したこの映画の「山はだれのものか?」「生きるとは?」という問いかけを、私達みんなが、考え直すきっかけになればと願っています。
作品のあらすじ

山、村、記録資料?
なじみのないテーマだったのだけれど、この文章を書く前に色々調べたらドンドン興味が沸いてきました。
「コモンズとは?」
「そこで生きるとは?」
という事を考えるきっかけにもなるのかなぁ…と。
あと個人的に昔の人の記録フィルムに興味をそそられるので、足を運んでみようかなと思とります。

日時
3月13日(土)
11:00/14:00/17:00(計3回上映)
上映当日シンポジウムを予定(司会:辻信一)
会場
全電通ホール
東京都千代田区神田駿河台3-6
料金
特別鑑賞券 一般1,500円
当日 一般1,800円 ※シンポジウムのみの参加800円
→前売鑑賞券のお申込み・購入の締切について
問合せ
「こつなぎ」上映実行委員会
TEL:03-3555-3987
kotsunagi1@yahoo.co.jp
→詳しくはWEBSITEにて

小繋事件(こつなぎじけん)とは、岩手県二戸郡一戸町字小繋の小繋山の入会権に関して、1917年に地元農民を原告として起こされた裁判に端を発した民事・刑事の一連の訴訟のこと。

1917年の民事訴訟の提起から、1966年の刑事事件の有罪確定まで約50年をへた事件の間、戒能通孝らの法学者、弁護士、多くの新聞記者やドキュメンタリーカメラマン菊地周、写真家川島浩、ドキュメンタリー作家篠崎五六らが入り、その後も、様々なかたちでとりあげられている。最近では、2009年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の招待作品、『こつなぎ 山を巡る百年物語』がつくられている。
小繋事件

入会権を「にゅうかいけん」と読んでしまった私は、映画祭開催時は「こつなぎ」と聞いても全くピンとこず、「子繋ぎ」=「日本に古くから存在し、現在でも山村では残る、集落全体で子供の育成を行うしくみ全般を指す」などと漠然と妄想しながら会場係を担当していました。あはは。

実際はWikipediaにも項目があるくらい、こつなぎの訴訟は法律的にも大きな事件だったようです。無知は怖い怖い。

「権利権利言うて!
ワシらが先祖代々大切にしてきた山、
後から土足で踏み込んできたお前さん方に
勝手に使い方指図される覚えはないだきゃ~」
ということでしょうか?

先程、本作に言及していた柳下毅一郎さんのブログ記事「RiP! リミックス宣言 (2008)」を読んだのですが、YIDFF2009のキーの一つになる映画だったのでは…と、映画祭期間中に見過ごしたのが残念になってきました。

コメントをどうぞ

TOP